簡単な用語集

ここでは鉄道関係その他の用語についていくつか説明していきたいと思います。
間違いや思い違いはドシドシ指摘していただければと思っています。


おそらくここだけ
「温泉でケーブルカーがあるのはおそらくここだけ」、「列車がホテルになっているのはおそらくここだけ」と言った使い方をされる。
担当者の無知と、時代の変化への対応の無さをさらけだす言葉。
あまり使ってはいけないし、またその発言を信用してはいけないのがこの世界(ってなに?)の鉄則である。
似た用語として、「日本で最初」や「日本最大の急勾配」などが挙げられる。


ガイドウェイ・システム
「案内軌条式鉄道」と訳されるが、日本では「新交通システム」と呼ばれる事が多い。
その形態はどちらかというと鉄道よりバス専用道に近く、バスのハンドル操作を道路に敷かれたガイド用のレールに任せた「ガイドウェイ・バス」から、鉄道の車輪とレールをゴムタイヤと道路に代えたような「VONAシステム」、全自動制御の「ゆりかもめ」「ニュートラム」等までいくつかのタイプがある。
モノレールでは仕組みが複雑になるという事で開発され始めたが、ホームドアや全自動運転など欲張った(?)仕様を取り入れた所が多く、結局(ガイドウェイバスを除き)複雑な仕組みになってしまった。
人によってはこれらもモノレールに含めて呼んでいるので注意が必要である。


架線(かせん)
電車の走る線路の上に張られている電線のこと。
電車線と書かれる場合もあるようだ。
ここから電気を取り入れる。
ちなみに使った電気はレールで返している。
国鉄の人で「がせん」と発音している人がいたが、専門用語らしい。
張り方によって色々な呼び方がある。
(シンプルカテナリー等)
パンタグラフなどで集電する所では、摺り板が平均して減るようにジグザグに張られている。
(当然ながらカーブの部分も含めて。結構計算がされているものですね)
またレールのような形をしている「架線」が地下鉄などでは使用されており、これを「剛体架線」と言う。
ちなみに支える柱を鉄ちゃんは「架線柱」と呼ぶが、専門用語では「支持物」と呼ぶらしい。


軌間(きかん)
二本有るレールの頭の部分の内側から内側までの幅。
普通フィートとインチで示される。
これはもともと鉄道が英国発祥の為、それに従っているのである。
だからメートル法に直すととんでもなく半端な数字だったりする。
しかし600mmとか750mmとか1000mmとか言うメートル法による軌間も存在するのでややこしい。
4フィート8インチ半(スティーブンソンが用いた)をスタンダードゲージ(標準軌)と呼び、それより狭いのをナローゲージ(狭軌)、広いのをブロードゲージ(広軌)と呼ぶ。
しかし鉄ちゃんの間では、JRの3フィート6インチより狭い物を「ナローゲージ」と呼ぶのが慣例化している。


クルクルパー付き煙突
「○○と煙は高いところが好き」などと俗に言われるが、これは蒸気機関車の煙突から出る火の粉を防ぐためにつけられた「回転火の粉止め」の事。
これをつけた機関車ははっきりいって(SLなんか知らない人間が見ても)かっこ悪い。
どうもSLマニアの人たちが(絵にならないうらみをこめて)名付けたようである。
こんなにすさまじい鉄ちゃん用語を私は他に知らない。


コントローラー
電車の速度を制御する機械。
たいてい運転席の向かって左に付いている。
電車の場合、抵抗を繋ぎ変えることで速度を変えるのだが(抵抗が少なければ電流は多く流れる=オームの法則)、コントローラーで直接繋ぎ変えるのを「直接制御」、コントローラーを進めるに従って別に機械的に繋ぎ変えるのを「間接制御」といい、「間接制御」用のコントローラーを「マスターコントローラー」(通称:マスコン)という。
コントローラーを進めたあと、元に戻して(ノッチオフと呼ぶ)惰性で走ることを「惰行」と呼ぶが、結構若いゲーマーも知っていてびっくりする。
間接制御の中にも「間接非自動制御(HL式)」や「間接自動制御(カム軸接触式)」などがある。
方式の違う電車は混ぜて運転することはできず、もし行う場合はそれぞれに別の運転士が乗ることになる。
抵抗器は熱を発するので、地下鉄などを中心に抵抗を使わず半導体で制御する方式(サイリスタ・チョッパやサイリスタ・インバータ)も増えている。地球環境も考えるとさらに増えそうである。

また気動車(ディーゼルカー)の場合は機械式(マニュアルミッション式)と液体式(トルクコンバータ式)があるが、これはそれぞれ自動車と似た仕組みである。
中には電気式と言って、ディーゼルエンジンで電気を起こしその後は電車と同じ方法で制御するものもある。


サボ
「サイドボード」の略。
収納家具の一種ではなく、側面に掛けて列車の行き先を表示した板。
他にも「特急」「急行」などといった種別や、「号車札」と呼ばれる何号車かを意味する金属板も含めて「サボ」という。
これらは車体側についた「サボ受け」と呼ばれる枠に入れて使用された。
結構コレクター系の鉄ちゃんには人気がある。
しかし最近は電動方向幕やLED表示(コレクションのしようがない)が主流となり、ちょっと味気ない。
前面に掲げて行き先方向を表す「方向板」などを「前サボ」などと表現することもある。
こちらも最近は電動方向幕やLEDを使う例が多くなってしまった。


集電装置(しゅうでんそうち)
電車の場合、走るときはどこからか電気を取り入れなくてはならない。
(バッテリーを積んでいるものもあるのだが・・・)
かつては「トロリーポール」という棒状のものが多く使われた。
トロリーバスの場合、パンタグラフの摺り板を平均して減らすのが難しい、運行に多少融通が利く(前の車を追い越したり停留所に寄っている間も、ポールが長いので電気が取り入れられる)といった理由で現在も使用されている。
また布団をはたく棒に似た「ビューゲル」や線路脇の第三軌条(サードレール)から取り入れる「コレクターシュー」、関節のついたおなじみの「パンタグラフ」などがある。
またケーブルカーでは走る為ではなく、中で使う蛍光灯などの電源としてパンタグラフを装備している。
最近では接触しない「誘導集電」(早い話が電気を飛ばす)というものもあり、リニアモーターカーには使用され始めている。


重連(じゅうれん)
列車を引いている機関車が、坂道などに対応するため2両、3両と増結する事。
またその様子。
最近は普段1両で走っている電車が、お客さんが多い時などに2両で走ったりすると「重連だ」と騒ぐ人がいるが、使い方が間違っているので注意。あくまでも「列車を引っ張る機関車」が2両以上になった時である。
坂道以外にも回送や客寄せの為に重連になることもある。


出発進行(しゅっぱつしんこう)
出発信号機(簡単に言うと、停車中の列車の正面にある信号機)が「進行」(青)表示になっていること。
他にも「場内進行」とか「第三閉塞進行」などと視差確認している様子を見ることができるだろう。
つまり免許を取りに行った人なら判る「信号よし」の意味である。
決して発車時間になったという意味でもないし、他に問題(ドアが閉まらない等)があれば発車しない。
確認をするのは運転士で、車掌や駅員はしないと思う。
ちなみに鉄道の信号機は青と黄色の組み合わせで走行する速度を表しており、しかもその組み合わせに「進行」「減速」「注意」「警戒」などと名前がついている。


真空チューブ列車
地下、または海底にV字型チューブを埋め、中を真空にする。
走り始める時は列車の重み(地球の重力)で滑り落ち、落ちた力で坂を上る。
いわばジェットコースター的な未来鉄道である。
リニアモータで引き上げる方式も考えられていたようだ。
真空のチューブというのは(昭和の少年達の)未来鉄道のイメージの一つであるが、チューブ内にロケットを走らせるという、小沢久之丞氏らによる「ロケット列車」は実験で時速2500kmを記録した。


スーパースライダー
「サマーボブスレー」「スカイライダー」などの名称がついている場合もある。
高いところからローラーのついたそりのようなもので降りる施設。
スタート地点に向かう利用客の為、また使用したそりを引き上げる為、モノレールやケーブルカー、索道の設置されている例が多い。
また「ローラースライダー」等の距離の長い滑り台にも、そういった乗り物が併設されている事があるので、注意が必要である。


スロープカー
福岡県の嘉穂製作所の開発したラック式モノレール。
メインのレールは上下二段になっており、これを左右からローラーで押さえる方式を取っていて、細い一本のレールを使用する場合より安定性が向上している。
左右にラックレールと集電用のレールを装備していて、これらが一体化されているのだが、役割を考えると「モノ」といえど実際には4本のレールを使用している事になる。
ゴルフ場や温泉、観光施設などに存在し、バリヤフリー化にともなってますますその数を増やしている。
本にまとめているうちにまた増えていたりするそうなので、その全貌を知ることは困難ではないかと思われる。


続行運転
路面電車など低速の鉄道が、単線の閉塞区間(行き違いができない区間)を続けて走ること。
お客さんが多い時、小型車ばかりの鉄道ではこういう事をしてさばくのだ。
対抗列車との行き違いは2列車同時に行う。
複線区間でこれをやる場合はそうは言わないらしい。


旅と鉄道
鉄道で旅行する人、鉄道で旅行したい人必見の雑誌。
実際に旅行してみたレポートは大変参考になる。
また、切符はどう買えばお得かなどということまで判る。
写真も「鉄道ジャーナル」同様巧いのが特徴。


玉軌道(たまきどう)
稲田堤近くの菅を起点に、百合ヶ丘、津田山、綱島温泉を通って京浜電鉄六郷土手までを結んでいた鉄道。
主に多摩川の砂利を採取するために敷かれた2フィート6インチの軽便鉄道で、京浜電鉄(当時)の傍系であったといわれる。
機関車はクラウス製の1号、バグナルのサイドタンク機に似た2号、アウトサイドフレームの3号、サドルタンクの7号(通称ジェームス)等が使用され、他にも日本では珍しいマックトラックのボンネットを持つ大型の単端式気動車11号も保有した。
客貨車についてもオーストリアの鉄道で使用されていた荷物車改造の「ユブ2」「ニブ6」、稲田鉱油所属のボギータンク車「タフ3」や社長用ベントレーの輸送車「トブ1」(ちなみに社長はデッキで吹きさらし、時にはその小さな車掌室でブレーキハンドルを握っていたという)等個性的な車両群を保有していた。
(他に尾小屋鉄道ハフ1に似たハテ20、沼尻鉄道ボハフ1に似たダブルルーフのハボ18が存在していたとされる)
社長は赤井哲朗氏であるが、この鉄道のレポートの多くを書いた片野正巳氏も車両の設計や鉄道運営に大きく関わっていたと言われる。
この「玉軌道」、実は実在の鉄道ではない。
「鉄道模型趣味」誌1973(昭和48)年10月号(通巻304号)に発表された、今で言う所の「架空鉄道」の先駆的存在だったのである。
保育社のカラーブックス「鉄道模型」にも3号蒸気機関車とトブ1の写真が紹介されている他、機芸出版社「ナローゲージ・ブック1」にも当時の記事の復刻が見られる。
赤井氏、片野氏ともに「鉄道模型趣味」の編集に(現在も)関わって居られる方で、いわば、編集部が率先してフリーランス(自由形)モデルの楽しさを読者に教える企画であったとも思える。
いわゆる「プロモデラー作品中心」や「商品広告メイン」ではなく、編集者の作った作品と読者の作品が誌面を飾る同誌であるからこそ、実現した企画かもしれない。
採用しているゲージは違えど、私自身多大なる影響を受けた「鉄道」である。


タンク式とテンダー式
蒸気機関車の見た目の上での分類。
蒸気にする元の水をどのように積んでいるかによる。
機関車自体に水タンクを積んでいるのを「タンク式」と言い、ボイラー(火室)の両脇にあるのを「サイドタンク」、ボイラーにかぶさるように馬の鞍のような形であるのを「サドルタンク」(鉄ちゃんは「亀の子」などと言う)、ボイラーの下にあるのを「ボトムタンク」、運転台後方にあるのを「リアタンク」という。
バック運転が容易で、比較的短距離の路線や入れ替え用に使用された。
ちなみに「きかんしゃトーマス」の原題は「トーマス・ザ・タンクエンジン」で「タンク式機関車のトーマス」という意味である。
(トーマスはサイドタンク機)
また、機関車に水タンクを積まず、後方に別に水を積んだ車両(テンダー・・日本語では「炭水車」。「積み荷」ではないので貨車とは言わない)を連結する方式を「テンダー式」といい、こちらはバック走行は苦手だが長距離を運転できる特徴を持っている。
年期の入った鉄ちゃんが「うちのテンダーが」などと言うことがあるが、これは奥さん(女性なら旦那さん?)の事である。
ナローゲージなどでは、タンク式機関車なのに後部にテンダーが付くこともある。


釣掛式とカルダン式
電車のモーターの取り付け方法。
他にも「クイル式」「1台車1モーター式」など特殊な例もあるが、たいていはこの二つのどちらかである。
釣掛式(釣掛駆動)はその名の通り、車軸の横にモーターを釣り掛け(もちろん一緒に回転してしまったりしないようになっているが)、平歯車で回転を伝える仕組み。
このため加速時に(歯車から)独特の「ごおおお〜」という音が発生する。
仕組みが割合簡単である、スリップしにくいといった利点もあるが、レールにモーターの重量が直接かかるので、モーターの重量が大きいと早くレールを痛めてしまう原因となる。
カルダン式(カルダン駆動)はモーターを台車のフレームに装着してしまい、たわむことのできるジョイントで回転を伝える仕組み。
「カルダン」の語源は16世紀の数学者、ジローラモ・カルダーノ(イタリア人?)からであるが、実際には彼がその発明者という訳ではなく、彼が通俗書の中でユニバーサルジョイント等について記述した事にちなみ、「継ぎ手」の事を「カルダンジョイント」、それを用いたドライブシャフトを「カルダンシャフト」と主に英語圏で呼ぶ事から、歯車に換えて「継ぎ手」を用いた駆動方式を「カルダンドライブ」と呼ぶようである。
だから自動車のドライブシャフトによる駆動方式も当然「カルダンドライブ」となる。
(英語圏のサイトでcardan driveで検索してみよう!)
第二次大戦後、バネ下加重の低減などを目的に広く使われるようになった。
枕木と平行にモーターを収めた「平行カルダン」(WN平行カルダン・中空軸平行カルダン等)が多いが、軌間の狭い日本では、傘歯車を使って枕木とは直角の方向(線路方向)にモーターを収めた「直角カルダン」、垂直に上方向に収めた「垂直カルダン」、床下にモーターを取り付けた「乗り越しカルダン」などといった方式も見られた。


鉄道ジャーナル
輸送機関としての鉄道に焦点を当て、さまざまな角度から考察している雑誌。
鉄道事業法に基づいていないものは鉄道ではないと言っていたり、投書欄には朝日新聞も真っ青の投稿がある硬派の雑誌といえる。
海外の鉄道やバスにも毎回ページを割いている。
レポート内の写真の巧さにも見るべきものがある。


鉄道ダイヤ情報
昔は「SLダイヤ情報」だったんじゃないかな・・・
鉄道(特にJR)関係のイベントやイベント列車を知るにはもってこいの雑誌。
またテーマに沿った写真を募集し、入選者を発表するコーナーもある。
時としてJR関連ではない保存鉄道の情報が載っていたりするから、注意が必要である。


鉄道ピクトリアル
毎回様々なテーマを掲げ、それに沿って徹底的に掘り下げた内容を発表し続ける雑誌。
資料性が非常に高く、時としてとんでもない写真や図面がスクープされたりする。
さらに掘り下げた臨時増刊号も時々出しており、こちらからも目が離せない。


鉄道ファン
「ファンの為のファンの雑誌」。
当初は「鉄道友の会」の会報的な存在だったという。
新車の紹介の写真が特に美しく、これをまとめて写真集が出ていたほどである。
他にも読み応え有る長期連載(「レールバスものがたり」や「専用線の機関車」等の幾多の傑作を生んだ)や、写真家の誌上ギャラリーのページもあったりして、初心者から楽しめる内容である。
読者のページが非常にアットホームで、鉄道ファン一家なら絶対買いである。


電車(でんしゃ)
「電動客車」の略。
鉄道車両のうち、自ら電気による動力(モーター)を持ち、旅客または貨物をその車内に乗せて運送する車両。
かつては電動機(モーター)に問題があり、長時間運転すると焼けてしまう(!)などの心配が有ったため、短距離の列車や市内を走る列車に用いられた。
その後長距離列車にも使用され、特急電車や新幹線、寝台電車(「月光」号に始まり「サンライズ」まで)、そして高速の貨物電車まで登場。
動力を分散させている為、一部で故障が起きても運転を続けられる。途中で行き先の分かれる列車に有利などの利点がある。
日本では「鉄道車両と言えば電車」というまでの「電車王国」となっているが、その先駆、東京〜沼津間の「湘南電車」80形は初期故障が多発し「遭難電車」の汚名をマスコミから頂戴した。
先人達の苦労も忘れてはならない。


日本一長い駅名
かつての鉄ちゃん向けの本には「岩原スキー場前」や「宇都宮貨物ターミナル」が載っていたが、実はこの当時の「駅名」としてもっとも長かったのは札幌市交通局(札幌市電)の「西線9条旭山公園通」であった。
実際乗ってみたが、しっかりアナウンスでも一字一句間違えずに言っていたのには舌を巻いた。
最近やたらと長い駅名をつけて「日本一」だなどと言っている駅があるが、それならアナウンスでも「ティファニー公園前」などと省略せずにフルに言って欲しいものだ。
録音好きの少年ファンが泣いていたぞ(実話)。
言わないうちは私は「正式な駅名」とは認めないつもりである(笑)。
阿蘇の方にも行ってみて、その辺を確認してみたいと思っている(爆)。


日本鉄道最高地点
JR東日本の野辺山付近にある碑に書かれた言葉。
これより標高の高い所を走る鉄道に、立山黒部アルペンルートのトロリーバスや駒ヶ岳ロープウェイが存在する。
しかしかつての鉄ちゃん向けの本には、野辺山が最高地点だと載っていた。
この区間のトロリーバスはかつてはただのバスだったから仕方ないにしても、ロープウェイも無視されていたとは。
これには「国鉄こそ鉄道」という発想があるのだろうが、鉄道と索道(ロープウェイ)は別扱いだった事もあるようだ。
そういえば「日本で一番短い駅間距離」(小松島〜小松島港)なんていうのも載っていたものだが、多分私鉄まで含めるとどこか特定できなくなるだろう。
(JR富山港線・大広田〜東岩瀬間もかつては私鉄だった)


走れ! ケー100
TBS系列で放送されていたテレビドラマ。
大野しげひさ氏(シャチハタスタンプのCMや「がんばれ! ロボコン」のお父さん役で有名)が「K−100」という機関車(型水陸両用車)で全国を回る。
しかもこいつは意志を持っていたのだ。
話の内容自体は他のHPでも紹介されているのでここでは省略。
実は意外と知られていないが「ケ100」という機関車は実在している。
国鉄の狭軌軽便線(建設工事や買収によって産まれた)の機関車には頭に「ケ」が付けられていて、今でも「ケ90」「ケ91」の二両が保存されている。
「走れ! ケー100」の中には「おじいちゃんの軽便鉄道」というエピソードが存在しているから、制作側がこの事実を知っていた可能性は高いだろう。


ハチクマライス(はちくまライス)
寝台列車の食堂車で出された(主に車掌向けの)朝食。
私が小学校4年の頃、家族で寝台特急「富士」に乗車した際、車掌さんが目玉焼きとベーコンの乗ったうまそうなご飯を食べていたのを見かけたが、メニューにはそんなもの無かった。
これが「ハチクマライス」。一般客には出さないメニューだったのだ。
命名は落語の「八っつあん」「熊さん」レベルの人の食べる、ごく庶民的な食事という意味かららしい。


歯、歯、歯、白歯
80系特急型気動車2次型(通称キハ82系)は、昭和36年10月ダイヤ改正より全国で走り始め、その後の全国の特急網の基礎を築いたのだが、その基本編成は
キハ82+キハ80+キハ80+キシ80+キロ80+キハ82
というものだった。
(たった6両の編成でも食堂車(シ)がついている所に時代が感じられる)
当時、時刻表に出ている編成表は形式の記号がそのまま書かれていたので、この編成の場合「ハハハシロハ」と表された。
(分割併合が多かったので、これを二組連結した編成もあった)
全く鉄道について知らない人が見ると、「ハハハシロハ」だらけで意味が判らなかったので、この表題のような投書が寄せられたらしい。
ちなみに80系特急型気動車の1次型(キハ81系)は(最初に使用した特急から)「はつかり型」とも呼ばれ、その独特の前頭部からファンには人気があったが、初期故障が続発、「がつかり型」などという汚名をマスコミから頂戴した。
先人達の苦労を忘れてはならない。


VVVFインバータ制御
最近に電車に見られる制御方式。
たいてい床下で「うい〜ん、うい〜ん、うい〜ん・・・」という異音がするのはこの方式である。
今までの電車というのは抵抗を繋ぎ変えて速度を変えていたが、これだと電力の多くが熱となって奪われてしまう、熱が多くなるとトンネルの中などは熱がこもってしまう、長期的にみると地球環境にもよくないといった理由から、他の方法が考えられるようになった。
この方式ではモーターに交流モーター(三相交流誘導電動機)を使用している。
交流の特徴として、周波数を変えるとモーターの回転速度も変わってしまうというものがあるが、これを逆に利用して、「周波数を変えてあげる装置」を使って制御しようという訳なのだ。
サイリスタ(スイッチの働きをする半導体)などといった素子を使い、変調周波数を発生させる。
つまり電流を流したり止めたりしている訳で、これがモーターから発生する「うい〜ん、うい〜ん」の正体で、列車の速度によって変化する。
実際の制御の方法について読んでみたが、ちんぷんかんぷんである(爆)。
最近は耳障りな音をなんとかする技術も進んでいるようで、京急の新車などは結構いい感じなようである。


フニクリ・フニクラ
フニクラーレとはイタリア語でケーブルカーのこと。
この曲はイタリアのベスビオス山にあったケーブルカーのCMソングである。
普通、学校でコマーシャルの曲を歌うと怒られるものだが、これと「ちゃっきり節」(静岡鉄道のCMソング)は別扱いのようである。
どこが違うんだろうな?
残念ながらこの曲の中で唄われるケーブルカー(日本語詞では登山電車)は火山の噴火で埋まってしまい、代わりにゴンドラがかかっているという。


併用軌道(へいようきどう)
道路に埋め込まれるように敷かれている線路。
普通に敷かれている場合は専用軌道(または新設軌道)という。
市内電車に多く、車を運転する方からみれば「やっかいもの」である。


モノレール
一本のレールを使用した鉄道システム。
一本のレールをどのように使用するかは自由だが、たいていは懸垂式(ぶらさがる)と跨座式(またがる)に大別される。
しかしただの一本のレールの上でコマのようにバランスを取るなど、ユニークな方式もかつてはあった。
その歴史は古く、すでに100年以上の歴史がある。
動力はほとんど電気だが、かつては人力、馬力、蒸気の他、風力というアイディアもあったという。
中には「電車とバスの中間ぐらいの人数を運ぶ交通機関」としてこの言葉を使っている人がいるので、注意が必要である。


リニアモーターカー
モーターというのは早い話が電気の力で、丸い筒の中を軸が回転している訳だが、この「筒」と「軸」の役割を「列車」と「線路」に持たせたのが、リニアモーター列車(通称:リニアモーターカー)である。
高速で運転する事を目的とした浮上式(マグレブ)と走行装置のスペースを小さくする事を目的とした鉄輪式があり、日本では普通前者を「リニアモーターカー」、後者を「リニア地下鉄」と呼んでいる。
「筒」(一次側)の役割を線路に持たせたのが「地上一次式」(JRのマグレブ・ドイツのMバーン他)、列車に持たせたのが「車上一次式」(HSST・ドイツ(そして中国)のトランスラピット・英国の(アメリカでも使われた)ピープル・ムーヴァー(ピープル・ムーバーとも表記)・日本のリニア地下鉄各線他)とさらに分ける事ができる。
ちなみにJRのマグレブは十センチも浮上するため、超電導電磁石を使用している。


レイル・マガジン
後発ながら「鉄道ファン」とともに書店に置いてある率の高い雑誌。
看板コーナー「トワイライトゾーン」はあまり知られていない鉄道物件を(主に読者が)レポートし、それ目的だけで買っている人が居るほどである。
(「トワイライトゾ〜ンマニュアル」という単行本もすごい)
当然のように新車のコーナーもあるが、時々「今なお現役」として古い車両にもスポットを当てている。
また、私有貨車のコーナーやローカル私鉄のコーナーの資料性の高さも見逃せない。
読者コーナーは若い人が多いのが特徴で、鉄道以外のネタもあったりする。
全体的に「鉄道のある風景」を巧く撮った写真が多いような気がする。
私が名鉄美濃町線や熊本電鉄の魅力を知ったのは、実はこの雑誌だった。
当初は模型と実物の二本立てだったが、後に模型は「RMモデルズ」として独立した。


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